2017GW ヨーロッパ旅行Day5-6 3度目のチンクエテッレ
目次
モンテロッソにようやく到着
こちらの記事の続きです。
5月2日、ジェノヴァから電車で1時間くらい。本日の最終目的地、モンテロッソ(Monterosso al Mare)に到着しました。
世界遺産であるチンクエテッレ(Cinqueterre)の5つの村の中では、一番大きな村です。
今回で3回目ですが、日程の都合で1泊2日だけの滞在となりました。
しかも、翌日お昼にはもう出発するという慌ただしい日程。
※特典航空券でミュンヘン→ジェノヴァを予約したあと、当初の予定ではチンクエテッレで2泊滞在後ピエモンテ州へ、という日程を考えていたのですが、諸事情あってピエモンテ州からトスカーナ州(全然方向違います…苦笑)に旅程を変更したため。初めて行かれる方は決してこんな日程にしないでくださいねー
あいにく、駅に到着した時には小雨…。
ミュンヘンでリモワを追加購入したので、2人でスーツケース3つ。
折り畳み傘は用意していたものの、ぬお氏はスーツケースを引っ張るだけで両手がふさがるから傘を使えず。
幸いフード付きのはおりものを着ていて、しかもドイツのように寒くはないし、という事で傘無しで頑張って移動しました。
我が家お気に入りのHotel Marinaで宿泊
ホテルはモンテロッソ駅から徒歩10分くらい。前回(2015年9月)泊まって気に入りリピートした宿なので、雨の中で場所を確認する必要もなかったのはラッキーでした。
今回のお部屋。撮影してませんが、奥がバスルームです(シャワーのみ、バスタブはありません)。
90度右に目を転じると、テレビ、テーブル(雨の中の移動で使った折り畳み傘やスーツケースを拭いた雑巾などで、机上が散らかってますがそこは見ないふりで)、右下の黒いのは冷蔵庫。
さらに、これも写真には撮ってませんが、今回の部屋はさらに右側があって、シングルベッドもあり、3人対応可能なお部屋のようでした。
なお、HPにも何枚か写真がありますが各部屋ごとにインテリアの雰囲気は異なります。
翌日朝、雨もあがってから撮影した外観。
見ての通り、入口には数段階段がありますが、館内はエレベーターがあります。
なので、とりあえずここまでたどり着けば、大きなスーツケースがあっても何とかなります。
ホテルの公式HPはこちら↓
さて、時間を前夜に引き戻し、チェックイン後。
駅から宿までの移動時はまだ小雨だったのですが、いざ夕食に出かけよう、と外に出てみたら大粒の雨。
普段、旅行中は割と天気に恵まれている(雨が降ってもせいぜい小雨、とか、さっきまで降ってたのにいざ外に出てみたら雨が上がった、なんて事が多いです)のですが、今回は残念。
まあ、もっとじっくり滞在していた前2回は全然雨に遭わなかったので、たまにはこんな事もあるよね、と。
夕食は当然、シーフード三昧!
この日はミュンヘンからの移動日ということで到着時間が読めなかったので、レストランの予約はしていませんでした。
新規開拓しようと目を付けていたレストランは満員で入れず、結局、4年前(初回チンクエテッレ)の時に訪問したRistorante Al Pozzoを再訪。
観光地だけあり、メニューはイタリア語のほか、英語&ドイツ語が併記されてます。
店内の雰囲気。
たまたま奥の席は空いてますが、そこそこ広い店内、雨でテラス席が使えないという事もあり、結構な混雑でした。
前菜(Antipasti)メニューからは、Insalata di mare(直訳だと海のサラダ)をチョイス。…サラダといいつつ、野菜はどこ?な、ご覧の通りのシーフード尽くし。2人でシェアして軽くつまむのにちょうどいい量でした。
海の目の前にあるチンクエテッレですから、新鮮な魚介ばかりで、味は言うまでもありません♪
あと、メインとして注文したのはリゾット。
数種類ありますが、今回はRisotto al nero di seppia e scampi(イカスミとエビのリゾット)にしました。前回は確かシーフードいろいろのリゾットにしたような…。
最低2人前から注文、ということで、2人なので当然2人前でオーダーです。
…はい。これです。
この巨大な鍋が2人前!
前回も(別の種類の)リゾットを頼んだので大きさは知ってましたが、いざ見るとやはり笑ってしまいます。
お店の方に取り分けてもらったのがこんな感じ。
おかわりが1人あたり、あと2回くらいあります(笑)。
見た目のインパクトはすごいですが、このリゾット、味はもちろん絶品!
昼食がミュンヘン空港のラウンジでそれ以来の食事、ということでお腹ぺこぺこでしたし、意外とペロリと食べてしまいました。まあ、ぬお氏の胃袋がグローバルサイズというのも勿論ありますけど( ̄▽ ̄)
是非味わっていただきたい品ですが、なにせこの量ですから、他のメニューを頼み過ぎないよう、お気を付けください。間違っても揚げ物系頼んだら、とても食べきれないと思います…
ちなみに、一人旅の場合であれば、最初の一皿のようなシーフード系の前菜に、プリモはパスタなら1人前から頼めるので、そのくらいが無理がないかもしれません。
以下は、初回に行った時の写真ですが、参考までに残しておきます。
外観。
これも初回訪問時。食後酒として、地元のリモンチーノ(地域が変わると呼び名が変わる例です。リモンチェッロの方が日本でメジャーな名前かも)と、これも地元の、この地域でしか生産していない、シャケトラという甘口のデザートワインをいただきました。
シャケトラはこんな色です。
この時、味が気に入り、買って帰ろうかかなり悩み、既に荷物が多かったので諦めたのです。…価格はともかく、日本でもきっと手に入るよね、と。
が、生産量がごく限られているという事もあり、帰国後相当探したものの、一番メジャーな銘柄一つだけ。しかも価格は倍以上(+o+) この写真の銘柄も見つけられませんでした。
前回、2度目のチンクエテッレは、シャケトラを買いに行く旅…でもあったのでした。
なので、シャケトラにご興味のある方は、是非こうしたレストラン等で一度味わい、気に入ったら現地のワイン屋さん(モンテロッソだけでも複数あります)で買って帰るのをお勧めいたします。
レストランのオフィシャルサイトとされていた情報はリンク切れのようだったので、TripAdvisorのこのお店のページをご紹介。
Hotel Marinaの魅力的な朝食
さて翌朝。イタリア人の朝食は一般的にカプチーノと甘いもの、という位であまり充実していないのがあるあるなパターンで、あるいは大きな街のホテルだったら普通に海外の人にも対応するようなメニューがあるけれど…。
こちらのホテル、そのどちらのタイプとも異なるのですが魅力的なのです♪
甘いものもこのように種類豊富
もちろん甘くないパン、シリアル、ヨーグルト、コーヒーメーカーでカプチーノやエスプレッソ等々もできますが、
一番楽しみにしていたのは、ライブキッチンで料理されるオムレツ!
何入れたい?と聞かれたので、全部、と(笑)
ハム、チーズの他、ご覧の通りの野菜たっぷり入ってます♪
前回(お腹いっぱいになってしまって…)たどり着けなかったデザートのクレープも。
これまた、何入れたい?→全部、のやりとりで、チョコレート、フルーツソース、クリーム等々、ボリュームたっぷり。さすがにこれ、一人でオムレツとクレープ1枚ずつではなく、一つずつオーダーして、二人でそれぞれ半分ずついただきましたが。
朝からお腹いっぱい、前回の思い残しも果たすことができ、満足でした♪
あと、季節・天候によっては屋上?のレモンガーデンで朝食を楽しめるようです。あいにく、私たちが行った2回とも、やっていなかったので詳細はわかりませんが…
TripAdvisorで写真を確認するといっぱい出ているので、詳しくはそちらを。次回は(って、今のところ予定無しですが)一度は体験してみたいなぁ。
あと、今回は1泊のみの滞在で昼前にはモンテロッソを出発しなければいけなかったので味わえなかったのですが、このホテル、宿泊客には系列のDa Eraldoというレストランで、確か14時~17時の間、希望すればなんと無料!でパスタを提供してくれる、というサービスがあるのです!
前回(2015年9月)訪問時の写真ですが、2種類から選べました。
その1
その2
パスタは幅の広い生麺。無料サービスと思えないくらいの量で、勿論味も文句なしです♪ 日程の都合で今回は味わえなかったのが、本当に心残りでした…
上記TripAdvisorの英語のレビューをチェックしたところ、今年行った人も同じような内容を書いているので、このサービス、まだ継続していると思います…が、チェックイン時にでも念のためご確認を。
モンテロッソの美味しいお店(テイクアウト、お土産編)
さて、ホテルをチェックアウトした後、荷物は一旦預かってもらい、街中へ食料の買い出しに出掛けました。
この日は電車3本&バスでの長距離移動となる日なので、電車内でのランチを予定していました。手軽に食べられるパニーニあたりを街中で探していると...気になる立て看板が。
Wonderland BAKERY
矢印に従い、狭い道を入ると間もなく見つかりました。
お邪魔しまーす。
この雰囲気! もうこれは当たりのお店という予感しかしません(´▽`*)
フォカッチャも種類豊富。下の方に16ユーロという価格が出てますが、これは1枚当たりではなく1kgでの価格で、量り売りなので、実際は結構お手頃価格です。
今回選んだのは、やっぱりこの地域ならでは、のジェノヴェーゼソース味のフォカッチャでしょう!と。
適当な大きさのを選び、二人で食べるから、と半分に切ってもらいました。
予定通り、この後電車での移動中にいただきましたが、これももちろん、この上なく幸せになれるおいしさでした!
ペスト屋さん、Baico
チンクエテッレのあるリグーリア州の州都はジェノヴァ、ということで、この地域名産のジェノヴェーゼソースのパスタは、滞在中一度は試す価値あり。
殆どのレストランで食べられると思います。
そして、味が気に入ったらぜひお土産にも買って帰りたい。
街中の多くのお土産屋さんや食べ物屋さんでも扱っていますが、せっかくなら特に美味しいもの、こだわったものがいいよね!と。
前回この地方に来た際、近隣のポルトヴェーネレ(Portovenere)という街で偶然見つけたお店でフレッシュなソースの瓶を購入し、もっと沢山買えばよかった! と後悔しましたが、今回そこまで行く時間はありません。
運よく、モンテロッソに専門店ができたらしい↓という事で、行ってみました。
ただし!この記事にもあるように、地元ではジェノヴェーゼとは言いません!
お店の看板にもある通り、単なる"pesto"(発音はペスト、ですがいわゆるペースト)です。
なので、メニューでジェノヴェーゼソースのパスタはどれ?と思ったときは
"....al pesto"という名前のものになります。
そんなわけで、上で書いたパン屋さんでフォカッチャを購入した際も、実際は「ペストのフォカッチャが欲しい」旨、お願いしました。
話が横道にそれましたが、お店の紹介に戻ります。
外観はこんな感じで、
センスの良さがうかがえる看板も。
店頭の冷蔵ケースにFREE SAMPLINGの文字が♪ やはりできれば試食して、味に納得して買いたいので、明記されていると安心します。
店内にはこんな棚が。壮観。
ペストも数種類、大きさもいろいろ。
中くらいのサイズの瓶が1つ7ユーロ、3つ買うと20ユーロ…ということで、それぞれ違う種類を1つずつ、計3つ購入( ̄▽ ̄)
なかでも、試食させていただいた要冷蔵で賞味期限2週間!というフレッシュなペストは絶品でした!
元々、チーズやバター等をイタリアから日本に持ち帰る前提で、荷物に保冷材、保冷バッグ、ついでにジップロック、ラップも入れてきているので、勿論これもお買い上げ。
お会計時のカウンターの上には、こんな材料からできてるよ、という説明書きもありました。
おまけ:
帰国後、早速このフレッシュなペストと、リグーリア州独自のパスタ”トロフィエ”を堪能しました~ 調理後はさっさと食べてしまったので、完成後の写真はありませんが。
フレッシュタイプ以外はまだ開けずに大事に置いてあるので、折を見て味わい、現地の思い出に浸るつもりです♪
この後は、ホテルに戻って荷物をピックアップし、モンテロッソ駅から予定の電車に乗り、次の目的地へ向けて移動したのでした。