2017GW ヨーロッパ旅行Day9 ワイナリー見学(アヴィニョネージ)とテイスティングランチ
5月6日、9日目。
コルトーナ訪問後は
今回の旅行で2軒目のワイナリー見学と、併設されたレストランでテイスティングランチをいただきました。
※1軒目はBiondi Santi↓
雰囲気のある立派な門をくぐり
お邪魔したのは Avignonesi (アヴィニョネージ)というワイナリーです。
ここへ来る前に立ち寄ったコルトーナでは雨に降られましたが、到着してもあいにくの雨模様。
受付を済ませ(アテンドしていただいたB&Bの女将さんに全てお任せです(笑))、まず最初は他の訪問者と共にグループでワイナリー見学です。
畑の説明を聞き
ブドウの房って、最初はこんなに小さいのね、と思いつつ
この年のブドウも美味しいワインに育つかな?と期待(2017年ものが手に入るのは何年も後ですけど)。
ここでは、各参加者の写真も撮影してくれました。
続いては酒蔵に入りました。
ずらりと並ぶ樽。
昔のワイン造りで使った道具だそうです。
この鉄の柵の奥には
貴重な、過去のヴィンテージのワインの数々が。(柵越しに撮影&薄暗かったので、ブレているのはご容赦ください)
続いては、また別の酒蔵へ。トスカーナ地方で作られる、とても高価*1なデザートワインであるVin Santo(ヴィンサント)の熟成が行われている建物です。
ちなみにこのエリアの入口ドアだけは、鍵が掛かる鉄格子になっていました。
先程のワイン用の樽よりずっと小さなサイズなのがわかるでしょうか(人との対比で)。1樽50リットルだそうです。
収穫後数か月陰干しして糖度を高めたブドウをこの樽に詰め
最低10年はそのまま熟成、その間開けないそうです。時を経て、出来上がりの量はずっと少なくなっています。
そりゃあ手間もかかるし高価なはずです(^▽^;)
ワイナリー見学を終え、いよいよランチの始まりです!すっかりお腹も空きました(笑)。
レストランとなっている建物を入ると、この日いただけるであろうワインがずらりと。
この日のゲストは私達を含めて4組でした。
晴れた日はテラスでのランチも楽しめるようですが、雨の中での見学だったので屋内で。
でも、この写真の通り、大きなガラス越しに広大な風景も臨めます。
予想以上の素敵な空間!
4皿のコース料理に合わせて、このワイナリーで製造しているワインが4杯(うち2杯は2-3種類からの選択式)楽しめる、という内容です。
最初はシャルドネから。
テーブルの上のオリーブオイルとバルサミコ酢もアヴィニョネージのオリジナルラベル!(゚д゚)
数種類のパンも美味しいですが、この後にお料理が来るので食べ過ぎ禁物。
アミューズのスープ。
2皿目以降、お料理に合わせるワインは、数種類から選ぶようになっています。
なので、私と
夫のぬお氏はそれぞれ違うワインをチョイス。勿論、それぞれ後で交換して両方味わう目論見。
並べてみると色合いも随分違います。
2皿目以降のお料理は、それぞれ3種類から選べるようになってました。
ぬお氏はソラマメとタラゴン、羊のチーズを使った濃厚なスープをチョイス(とても美味しかったですが、イタリア語&英語のみのメニューから勘で選んだので、もっとボリュームあるものにすればよかったと本人の感想(笑))。
私はパスタ。キジ肉(だったのか、と手元のメニュー表を訳して今頃気付きました(爆))とサフランの詰め物入り。
ボリューム不足のぬお氏にもお裾分けしつつ。
さて、続いてはメインディッシュ。
それに合わせるワインも3種類から選ぶ…となっており、そのワインの中には有名な 50 & 50 (2011年)が含まれていたのですが。
メニューを見ると、20ユーロの追加料金を払ってリクエストすると、オプションで 50 & 50 の vertical tasting (異なるヴィンテージの飲み比べ)をできるという記載が。
2005, 2007, 2011 を飲み比べできました。かなりのサービス価格!
50&50、どんなワインか、というのは下記エノテカさんの記事を参照ください(丸投げ)。
◆チンクァンタ エ チンクァンタ | ワイン通販のENOTECA(エノテカ)
その他、Grifi というワインもあり、こちらも通常は2012年ヴィンテージのところ、10ユーロ追加すると、なんと1988年ヴィンテージのものを追加で味わえる、と。
写真を撮り忘れていますが、こちらも勿論お願いしました。
なみなみと注いでいただき、目の前にはずらりと。
メインディッシュは二人とも、またもやキアナ牛のステーキ(前日&前々日の夕食も…)。
コースを楽しむ間にどんどん天気が回復し、外がこんなに明るくなってきました!
\(^o^)/
飲み切れずに、お料理が終わった後もテーブルに並ぶ数々のグラス…(^^;)
デザートに合わせ、先程厳重な施錠をされていた蔵を見学した、あのヴィンサントをいただけます!
長期熟成だけあり(ヴィンテージ2000年!とボトルに記載が)
広がりのあるグラスに注がれる際、とろみのある感じです。
そして、面白いのがこのように↓
グラスを倒して表面積を大きくし、香りをより楽しむという仕掛けになっているのです。
で、デザートは、わたしはヴィンサントとのペアリングをテーマとした盛り合わせ。
ぬお氏は濃厚なショコラケーキを。
ワインのプロでもないので詳しくは語れないですが、どれもお料理との相性も良く、普段出来ない経験に大満足でした。
テイスティングランチ、といいつつボリュームも十分あり(メインのお肉、食べきれないと思い、ぬお氏に少しあげた位)、とても美味しかったです。
ちなみに、今回は下記のコース
◆Tour and wine-paired gourmet lunch | Avignonesi
で、ページには価格の記載はありませんが、2017年時点では一人95ユーロでした(今年は値上がりしてるかもしれませんが、参考までに)。ヴィンテージの垂直比較でプラスで頼んだ分は別です。
なお、私たちはB&Bのオプショナルツアーとして組んでいただいたので、アテンド料は別にかかっています。
ツアー内容、食事のレベル、ワインの内容を考えると、破格の内容だなーと思いました。食いしん坊&飲兵衛で、美味しいものの為には多少の出費も厭わないタイプの方でしたら物凄くお勧めです!ぬお氏、次トスカーナ行ったらこのツアーに絶対また参加すると意気込んでおります。
HPを見ると様々なタイプの見学ツアーがあり、見学&試飲のみ、今回のようなペアリングランチの他、Wine & Gourmet Ferrari Tourとか Hot Air Balloon Tour and Wine-paired Brunch、はたまた Reach Avignonesi by helicopterといった、幾らかかるのか空恐ろしいようなコースもあるようです(笑)。
雨も上がったので、ランチ後はそれぞれの建物の写真を撮る余裕もできました。
左奥の小さな黄色い壁の建物がレストラン、右側の見えるクリーム色の壁の建物がヴィンサントの蔵です。
最後に入口横のこちらの建物、一番右側のドアの中は綺麗なショップになっています。
ぬお氏、かなーーーーり長時間かけて悩みまくり。
あまりに時間がかかってるのでわたしと女将さん、いい加減決めて帰ろうよ、なかなか来れないんだから悩むなら両方買え、と背中を押したくらい(;´Д`)
結局、
・50&50 の2005&2007を各1本。なんと、最新ヴィンテージ(2011)と同価格、というワイナリーならではのお得度合い!
・1988年ヴィンテージのグリフィ(50&50よりは安かった)、
・ヴィンサント小瓶のセット(ハーフボトルは高すぎて手が出ないので、100mlで2種類のセット) を購入しました。
もちろん、どれもまだ勿体なくて開けてません(ワインセラーの中で普段飲みできないワインが増えてきました…)。
そうそう、店内の発送できますよエリアのパンフレットを見たところ、確か990ユーロ以上購入したら日本にも無料で送ってくれる旨記載がありました(^▽^;)
※敢えて円換算しませんが…
そんな量をどーんと買える人はなかなかいなさそうです。
お財布は軽くなりましたが(爆)、お腹も心も大満足で、B&Bへの帰路につきました。
*1:この記事を書くのに日本での価格を調べてみましたが、ハーフボトル(!)で4、5万とかでした