2017GW ヨーロッパ旅行Day7 モンタルチーノワイン三昧の一日(1)ビオンディ・サンティのワイナリー見学
5月4日、旅行7日目。
前回の記事はこちら。
もう何度も来ているイタリア、さらにお気に入りの街は何度もリピートしてしまう派ですが、ちょっとは変化をつけるべく、毎回、旅行中最低1か所は行った事の無い場所を入れよう!というのが我が家のルール。
ということで、今回の旅行での初めて、はフィレンツェ以外(フィレンツェは複数回行っているので)のトスカーナ州、特に小さな街を中心に。
それぞれの街ではゆったりと雰囲気を楽しみつつ、でも移動は効率的に、ということで、事前にB&Bのオプショナルツアーを2日にわたってお願いしていました。オプショナルツアーといっても、2部屋のみのB&Bなので、自分たちだけの個人ツアーです。
1日目。トスカーナと言えばワイン!と言うことで、モンタルチーノ満喫デーでした。
↓こんな、トスカーナらしい風景を見ながら車で移動し
まずは午前中のワイナリー見学です。敷地の入り口にはこんな看板が。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの創始者といわれるBiondi Santi 。
といっても、実は今までトスカーナのワインについての知識が殆どなかったので、今回の旅に向けた予習で初めて知った次第です。(豚に真珠といわないで…)
長ーい、雰囲気のある素敵な並木道を抜けると…
ツタに覆われた大きな建物が。
一角にある事務所にて受付を済ませ(…といっても、今回お任せのオプショナルツアーなので、全てB&Bの女将さんに任せっきりです)
時間になったら、他の人々と共に開始します。
英語のツアーという事もあり、10数人程で、見たところバラエティに富んだ国籍の人がいそうな雰囲気です。
以前は着席スタイルのテイスティングが出来ましたが、数年前にオーナーが代替わりし、さらに最近フランス(!)のワイナリーに買収されてしまった影響か、このメニューが無くなってしまったそうです。
ということで、今回はシンプルな2種類のテイスティングコースに参加しました。コースはカンティーナ見学→テイスティングの順で進みます。
大きな木樽の前に、Biondi Santiのワインが何本か。
確か左2本がRosso di Montalcino。右側の黒ラベルよりはややお手頃…というか、それほど長期熟成させずに飲むべし、なタイプ。
右側2本がBrunello di Montalcino。
うち、左側から2本目の赤帯のは、実は、気候に恵まれず葡萄の出来がよくなかった年のヴィンテージ。本来、右側の高価なBrunello di Montalcinoに使っている葡萄を、ビオンディ・サンティの名前を冠してそれを作るに値するほどの出来ではなかった、という事で全てRosso di Montalcinoとして使ってしまった、という特殊なワインだそうです。
また、右側から2本目はAnnata、という、ビオンディ・サンティではスタンダードなタイプ、一番右はRiservaで、特に葡萄の出来がよかった年のみ作られ、しかも樹齢25年以上の木から採取した葡萄のみ使われる、選りすぐりの銘柄だそうです。
※既に記憶が怪しいので、間違ってたらごめんなさい。
葡萄をつぶす樽や
醸造用の様々な樽で説明を受けつつ
今こんなのが在庫あるのね、全部でいくら相当だろう!とゲスなことを考えつつ横目で見たりしていると
お待ちかねのテイスティング!テイスティング用の部屋に案内されました。
数種類の銘柄を味わうことができました。
コースが終わるとワイン購入の時間になりました。
ありていに言えば、さあ、気に入ったのあったらぜひ買ってね、なやつです。
が、なんと!これまたオーナー変更に伴う取引銀行の変更中という理由でカード払いが出来ない、と。
殆どの人が購入出来なかったようです。大丈夫なのか 、ビオンディ・サンティ….。
私たちは幸い多めに現金を忍ばせておいたので、何とか1本購入することができました。
でも、リゼルヴァは余りにもお値段が…で手が届かない(のと、現金の持ち合わせも足りないし)ので、黒ラベルのうち、2011年のアンナータを。とはいえ、これも我が家としてはかなーり奮発してます。公式HPによると
The Annata type will age between 20 and 40 years.
だそうなので、10年以上?は自宅のセラーで熟成予定です。
お見せできないのが残念なほど、嬉しそうな表情のぬお氏と、今回入手したワイン。
といっても、外で瓶を取り出して万が一落として割ったら目も当てられないので、(現金で購入した事が功を奏して?)おまけで頂いた、エンブレム入りのケースと共に。
建物脇から、奥へと広がる葡萄畑。
2017年の葡萄、いい出来になるといいなぁと思いつつ、ワイナリーを後にしました。
続いて街の中心部へと向かいます。