食いしん坊夫婦の世界食べ歩き

主に写真で食べ歩きの記録を残します。

2017GW ヨーロッパ旅行Day10 食の街パルマで(ちょっとだけ)観光と名物料理

2017年GW、トスカーナ州からエミリア・ロマーニャ州パルマに移動した

snooko2016.hatenablog.com

 旅行10日目の続きです。

 パルマの位置はこの辺。

 無事チェックインできたので、荷物を置き、ちょっと休憩してからパルマ散策。

持参した、(数年前の)地球の歩き方 イタリアで見どころを軽くチェック。

といっても、レストランとか食材屋は下調べばっちり!なのに、観光の下調べはあまりしてなかったり。

イタリア訪問歴が増えてくると、この街はここが見どころ、となってても、他の街とつい比較してあまり感動しない、という事が往々にあるので、そこは余りハードルを上げないことにしています。

 

雨だし、寒いーーーーー。 

で、向かった先はパルマ大聖堂。

下記写真、まるでピサの斜塔ばりに傾いて見えますが、広場全体を写そうと広角レンズを使った結果です。

入口近辺にいる人がみんな傘をさしていることからわかるように、結構な降りっぷり。

左側が大聖堂と鐘楼、右側のちょっとピンク色がかって見えるのが洗礼堂で、こちらも有名らしい。見学しようかとちょっと思ったのですが、イベントらしき催しが行われていた様子で混んでいたので諦めました。

 と、こんなちょっと地味な外観を目にしつつ、中に入ると…

そこには別世界が。

圧巻の天井画。

そして大きな主祭壇。

脇の方の祭壇も見逃せません。

入口上部のステンドグラス。明るさの対比でうまく撮影できていませんが、

こちら側の壁面にも一面のフレスコ画が。

見ごたえたっぷりで、結構な時間をかけてゆっくり鑑賞させてもらいました。

 

さて、この日は日曜日だったこともあり閉店しているお店が多く、目的のお店も開いてないので、場所だけチェックして翌日へ繰り越し。

そして(トスカーナからの移動時間が長く、ランチを取るタイミングがなかったので…)お腹が空いてきたのでそそくさと夕食へ向かいました。

お店だけでなく、レストランも日曜休みのお店が結構多い。

トリップアドバイザーで評判まあまあよさそう、と選んで向かった先はこちら。

 この時は、お店の前の道が工事中。

 狭ーい通路をずんずん進むと入口が。

創業1800年(!)のトラットリアです。

入店時間は 19時で、明らかに早い時間だとは分かっていましたが空腹に耐えられず... 案の定、通されたダイニングの最初の客となりました。

当初は他にお客さんがいないので若干不安になりつつも…食べ進めているうちに、最終的には広い店内の、かなりの座席が埋まっていました。

 

まずは、この地方特産の微発泡赤ワイン、ランブルスコをデキャンタで注文。

お勧めされたトルタ・フリッタ(Torta Fritta)…中が空洞の揚げパンのようなもの*1

と、生ハムの盛り合わせを中心にアラカルトで注文しました。

生ハムをトルタフリッタ の上に載せると、熱いパンの温度で生ハムの脂が柔らかくなり、一層味わい深くなって幸せこの上ない味に♪

 

ちなみに、こちらのお店はハムやサラミのメニューがとっても豊富。

隣のドイツ人(かどうかは確証ないですが、服装の雰囲気&ドイツ語喋ってたので)夫婦は単一種類のハム系を選んでました…が、途中味に飽きたのか持て余し気味(;'∀')

数種類の盛り合わせにすることをお勧めいたしますw

 

記事を書くにあたってHPでメニュー表を確認しましたが、注文したのは

イタリア語:“Preziosi di Parma” salumi misti

英語:“Preziosi di Parma” mixed of cold cuts(ちなみにPreziosi di Parmaとは「パルマの宝石」という意味)

で合っていると思います。

 

そして、ここへ来たらこれ食べるしかないでしょ! なものいろいろ。

見た目地味ですが、パルミジャーノ・レッジャーノチーズのリゾット!

(イタリア語でparmigianoパルマって意味です)

 

それから、Tortelli(トルテッリ)という、大き目のラビオリのような詰め物入りのパスタ。

これもメニューを見ると複数種類あったので、3種類のミックスでいただけるものを注文(イタリア語メニュー:Tris di tortelli、英語メニュー:Three types of raviolis)。

オレンジ色がかぼちゃ、黄色っぽいのがじゃがいも、緑色が(辞書見ても葉物野菜、的なざっくりした内容でしか書いてないけど、たぶん?)ほうれん草のパスタ。

中の詰め物もそれぞれ違いました。

 

メインは何にしようかなーとお店の人に、地元料理で何がお勧め?と聞いたところ馬肉のタルタル、と。

(イタリア語メニュー:Cavallo pesto macinato、英語メニュー:Minced horse meat )

一緒にオリーブオイル、バルサミコ酢、胡椒もサーブされ、自分の好みで味付けして混ぜていただきます。

どのお料理もとても美味しく、大満足でした!

 

ところで、このお店、お手洗いが地下にあるのですが、その通路脇の鉄格子の奥には

お店で出している生ハム、サラミ等々の貯蔵部屋を発見。じゅるり。

 また、こちらは1Fホールの一角に、注文を受けたハム等を切り分けるコーナーが。

この雰囲気がたまりません。

ここで作業していたお店の方(下写真の奥に写ってます)に、写真撮っていい?とお聞きしたところ快く応じてくださいました。

入口近くにレジがあり、通路を挟んで反対側にはガラス越しに厨房が見えます。

その手前には先ほどいただいたものたちがディスプレイされていました。

公式HPはこちら↓

www.trattoriacorrieri.it

TripAdvisorのお店のレビューはこちら↓ オンライン予約もできます。

www.tripadvisor.jp

お店に入ったのが早かったので、食べ終わって出てきたのも多分21時頃。

日本より緯度が高いので、日も長い。

お腹いっぱい頂いたので、雨の上がった街並みを鑑賞しつつゆっくり散策しながら、ホテルまで20分位かけて帰ったのでした。

 

*1:Gnocco fritto(ニョッコ・フリット)とも言います