2017GW ヨーロッパ旅行Day7 ピエンツァ散策と念願のキアナ牛ビステッカ
世界遺産の小さな街ピエンツァを散策
ピエンツァ(Pienza)です。
オルチャ渓谷よりも前、1996年に市街地の歴史地区 (centro storico) は世界遺産に登録されたというだけあって、とても素敵な旧市街の街並み。
小高い丘の上に作られたとても小さな村(ウィキペディアによれば、人口2,000人あまり)で、1時間もあれば十分ぐるりと見て回れそう、な規模です。
でも、あちこちで写真を撮りたくなったり、じっくり見たいお店があったり。
ということで、ピエンツァでは、まずはB&Bの女将さん推薦のお店で、日本へのお土産用のチーズを探しました。
メイン通り(が上3枚の写真なので、道幅の狭さをお察しください)沿いにありました。
店内に入ると、予想通り美味しそうなチーズがあることあること... 。
この地域では羊の乳を使ったペコリーノチーズが名産*1とのこと。
熟成期間によって味わいの異なる複数種類のペコリーノチーズがあり、それ以外にもクルミの葉に包んで熟成したもの(上記のFoglie di Noce)
トリュフ入り、胡椒入り、はたまた葡萄かすに漬け込んだもの、などなど。
目移りするほどの種類があるので、数種類試食させていただき散々悩んだ末に、いくつか購入しました。
真空パックにしてもらえるので、比較的日持ちもしますし、安心して日本に持って帰れました。
午前中に入手したワインと合わせると、きっともっと美味しいはず♪
帰国後の楽しみが増えました!
その後は、街を散策。
Via Dell'Amore、その名も、愛の小道。
恋人同士や新婚旅行で来るような人たちにはこれぞ!ですね~
ここからはオルチャ渓谷を一望できます。
眺望の美しさに時間を忘れそうな、いつまでもその場に留まり見ていたい風景でした。
ちなみに、愛の小道、の他にも
Via del Bacio、キスの小道! なんてのもありました。
その後はしばらく自由行動。
散策中、夫のぬお氏があるお店に釘付けに。
1回目はお店に入らず遠目から店内を観察。
2回目は他のお客さんに紛れて入店して、商品確認。
すると、店内にはぬお氏好みの革製品がいっぱい。その中でも、あるカバンがとてもお気に召した様子。
最初にこれがいい、と言ったのには私がダメ出しし(爆)、本人が持っている洋服や小物の色のバリエーション、コーディネートを考え、同じ型の色違いならいいんじゃない、とアドバイス。
一旦、頭を冷やすために退店するも、結果的には再度入店し購入したのでした。
いかにもイタリア、な絶妙の色遣いと革の質、カバン内側の処理等々考え合わせると、リーズナブルに思える価格。個人的にはなかなかいい買い物をしたのではないかと思います。
購入後に棚の写真を撮らせてもらったので同じものはありませんが、こんな雰囲気でした。
そして、ピエンツァ滞在、最後はジェラート♪
自由行動時間を終え、B&Bの女将さんと合流後、お勧めのお店に行きました。
地元の女の子(小学校中~高学年くらい?)の先客もいましたが、その間にじっくり何の味にするかを吟味。
近くに木陰のあるベンチがあったので、そこに座っていただきました。
もちろん美味しかったです。
地元のお肉屋さんで絶品生ハムを試食
一旦B&Bに戻ってきましたが、休憩もそこそこに、同時期にB&Bに滞在していた別のゲストの方(日本人男性、B&Bのリピーターさんだそうです。仮にAさんとしておきます)と合流し、みんなで地元のお肉屋さんを訪問しました。
お宝の山!というしかないような、魅力的なサラミ、生ハム、お肉の数々…
いろいろな種類の生ハムを試食させていただき、購入し、(後日)B&Bで出していただきました。
試食とはいえ、1枚の分量は十分にあります。味は言うまでもありません!日本ではなかなか高価なので、こんなのを日常的に口にできる環境が心底羨ましいです。
ディナーはトスカーナ名物のビステッカ!
その後は再びB&Bに戻ってきましたが、そろそろ夕食の時間です。
この日の夕食は(特にぬお氏の)念願叶ってのビステッカ(Tボーンステーキ)です!
B&Bの女将さんに紹介いただいた、キアナ牛の牧場のそばにあるレストランでいただきました。
この牛さんたち(の仲間)をこれから食べるのね、と思うと何とも言えない気分にもなりますが… 命をありがたく頂きます。
こちらの牧場には秋篠宮ご夫妻もいらしたことがあるそうです。
敷地内には(たぶん)キアナ牛を購入できる売店(行ったときには空いてなかったのでちゃんと確認してない)
その横にレストランがありました。水平が取れてない写真ですみません。
メニューを見ながら、何にするか吟味します。
行ってみたら、なんと本来のビステッカであるTボーンステーキは今品切れとのこと!
(ディナーで着いたのは一番乗りだったので、今日はない、という意味)
女将さん、この店でそれを切らすってありえない、と、(イタリア語で)お店の人にがんがん文句つけて戦ってました…(^-^;
とはいえ、Tボーンは無くても、別の部位の骨付きステーキはあるとの事だったので、こちらにしました。
メニューにあるのは1kg当たりの金額、そして最低1kgからの注文…という事で、2人で食べきれるか当初不安がありましたが、先程お肉屋さんにも一緒に行ったAさんと共に3人で夕食に行くことにしたので安心です。
ということで、主役の前には
たっぷりチーズの載った、ルッコラのサラダ
キアナ牛のタルタルをいただきました。
そして…本日の主役です!どーん!
大きさがわかりづらい写真かもしれませんが…
肉の塊に刺さっているのが、一般的なサイズの肉切りナイフです。
Aさんとぬお氏、男性2人がかりで切り分けている様子。
お店が薄暗いので、焼き加減のわかりづらい写真ですみません(これでも露出結構あげてます)。
赤身多め、焼き加減はレア! 柔らかくて旨味しっかりの肉質♪
3人で美味しく完食出来ました。ボリュームたっぷりで、ドルチェに手を出すお腹の隙間はありませんでしたが…
人数が増えると色々な種類の料理を頼めるのがうれしいですね。
いろいろ会話も弾んであっという間の、とても楽しい時間でした!
お店のHPはこちら↓です。 行ったのはSinalungaのお店ですが、フィレンツェにも系列店がある様子。
◆La Toraia – Hamburger di Chianina
最後に…余談ですが、このAさん。
前日の、宿での夕食時もご一緒し、女将さんも含め4人でいろいろお話ししていたのですが、そこで衝撃の発言が!
今回、トスカーナのこの宿には、修行を兼ねてアジア乗り継ぎで来た、と!!!
詳しくお聞きしたところ、この数年ANAダイヤモンド会員をキープしているとか。
お仕事での搭乗機会が多く、過半のPPを出張で稼げるけれど、10万PPに足りない残りは自腹で乗るとおっしゃってました。
そんなわけで、(Twitterで交流がある方々とのオフ会以外で)初めてリアルで、同じ三井住友VISAゴールドのSFCカードを持っている人をお見かけしました( ̄▽ ̄)
たった二部屋しかない宿で、まさかこんな出会いがあるとは驚きでした。
Twitterやブログをやってる様子は無いようでしたが、Aさん、もしこのブログを何かのきっかけでご覧になったらぜひご連絡ください(笑)。