食いしん坊夫婦の世界食べ歩き

主に写真で食べ歩きの記録を残します。

チンクエテッレ旅行を考えている方へ、各種情報。

目次

 

イタリア北西部、リヴィエラ海岸にある世界遺産チンクエテッレ。

「5つの土地」という名の通り、小さな5つの村の総称となっています。

 

 似ているようでそれぞれ異なる村の雰囲気、イタリアの都会のようにスリにビクビクして歩かなくていい(苦笑)のんびりとしたリゾート感、そして美味しいシーフードをはじめとする、魅力的な食べ物の数々!があり、これまで3回訪れました。

チンクエテッレを構成する、5つの村 

以下、西(ジェノヴァに近い方)から東(ラ・スペツィアに近い方)の順番となります。

Monterosso al mare(モンテロッソ・アル・マーレ)

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Vernazza(ヴェルナッツァ)

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 Corniglia(コルリニア、コルニッリャ)

実はこの村にだけは行った事がないのです。

岬の上にあり、遊覧船は寄港できず、鉄道の駅からも結構な坂を上がっていかなければいけない、という事で…

一番のんびりした雰囲気だということです。なので、こちらだけ、写真は著作権フリー素材から持ってきました…

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Manarola(マナローラ

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 この夜景の写真を撮りたいがために、わざわざ三脚を日本から持ち込みました…

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Riomaggiore(リオマッジョーレ)

 

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もう一つの世界遺産

Portovenere(ポルトヴェーネレ

 

ポルトヴェーネレはチンクエテッレには含まれていませんが、同時に世界遺産に登録された小さな街です。

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ちょっと離れているので、モンテロッソを拠点としてポルトヴェーネレを訪れ、ゆっくり散策し帰ってくる…となると半日くらいみた方がよいです。

一日に数本のみ、チンクエテッレからポルトヴェーネレへも運航する遊覧船か、電車でラ・スペツィア(La Spezia)へ移動し、そこからバスで行く、という2つの手段があります。わたしは後者の方法で行きました。 

 

チンクエテッレ旅行計画時に考慮すべきこと、いろいろ。

旅行に適した時期があります

この手のリゾート地の例に漏れず、冬の期間はホテルもレストラン、ショップもクローズするところが多いです。

なので、旅行を計画する際は時期をよくよく考慮する必要があります。

4月~10月くらいまでをオンシーズンとして旅程を組むのが良いようです。

わたしが行ったのは、5月前半が2回、9月後半が1回です。

ちなみに…8月は(おそらく)バカンスシーズン真っ只中!ということで、どこもかしこも大混雑、という事も予想されますのでご注意を。

後で記載しますが、遊覧船の写真ですっごく人がいっぱいいる写真がありますが、これで5月前半なので…。(初回に行った時のなので、2013年5月)

どこでどのくらい滞在するのがおすすめ?

2017年GWの旅行では、

snooko2016.hatenablog.com

 3度目の訪問、しかも前後のスケジュールの都合もあったので1泊だけ、寄るところも予め決まっていたので何とかなっていますが、初めて訪れるなら最低2泊は必要です。

電車だけ使い、駆け足でそれぞれの村をさっと歩くなら、到着&出発の時間にもよりますが1泊でも可能です。

が、できればゆっくりそれぞれの村を散策し、遊覧船に乗るとか、(やる気のある方は)トレッキングも!と満喫した方が、より魅力を感じられると思います。

ポルトヴェーネレや、その近くのパルマリア島などにも足をのばしたい、という場合はもう1泊追加しないと厳しいかと思います。

 

経験的には、チンクエテッレ内で宿をとるならモンテロッソで選ぶのが一番良いかと思います。(チンクエテッレに近いポルトフィーノなんかはかなり素敵なリゾート地らしく、高級ホテルもいろいろあるようですが、なにせ行った事がない為語れません)

5つの村の中では一番大きいので宿の選択肢があるのと、本数は少ないですが、ミラノからICで乗り換えなしで行ける電車があり、モンテロッソ駅に停まるので。

ただ、大型の施設はなく、日本人はかなり少ないですが世界各国から大勢の観光客がやってきますので、間際や当日に宿を探そう、とは間違っても思わない方がよいと思います。私の場合、数か月前には予約してました

なお、駅構内にはエレベーターも、もちろんエスカレーターもありませんので、重いスーツケースをもって階段移動必須です。予め覚悟しておきましょう。

 

5つの村をそれぞれ楽しむのに、必要なもの

1)まず最初は、電車を使ってそれぞれの村を巡るのが効率的だと思います。30分~1時間に1本くらい、各駅停車の電車があります(ツーリストインフォメーションで申し出れば、時刻表をもらえると思います)。

いちいち電車の切符を買ってまわるのは面倒&切符を買う列に並ぶ時間がもったいないので、チンクエテッレカードというツーリスト用のカードは必携です。2種類ありますが、"Treno MS Card"と名称のつく方が電車乗り放題のタイプになります。

Parco Nazionale delle Cinque Terre - Visit the Park - Cinque Terre Card

Parco Nazionale delle Cinque Terre - Visit the Park - Cinque Terre Treno MS Card

※詳細は上記リンク(英語)あるいは地球の歩き方などのガイドブックを参照ください

 

 2)とにかく日差しが強いので、夏でなくても(過去、訪れたのは5月上旬と9月下旬ですが)サングラス必携です!特に女性は、日焼け止めもお忘れなく。できれば帽子もあった方が安心です。

 

3) わたしは体力も根性もないのでやりませんが、それぞれの村をつなぐトレッキングコースがあり、大勢の人が楽しんでいます(特にドイツ人とかスイス人とか( ̄▽ ̄))

興味のある人はそういった道具も持ち込むと楽しいかもです。

 

4)遊覧船のおすすめ

時間の余裕があり、かつ運行していたらぜひ一度は乗ってみることをおすすめします。電車だと各駅間がほぼトンネル、という状態ですが、海からでないと楽しめない景色も堪能できますし、鉄道が開通していなかった時代は船でしかアクセスできなかったというその地形を実感できます。

 

モンテロッソから乗り込む際の風景

こんな感じの船です(2013年春時点)。もちろん上のデッキがおすすめ。

ヴェルナッツァに寄港した際の風景。5月でこの人の多さ!

ただし、晴れていても波が高いと運航休止になる(実際、そんなに波高くないんじゃ…?と思うくらいでもよく休止になってる)ので要注意です。それを踏まえても、日程に余裕は欲しいところです。

2017年5月にも(乗る時間はなかったのですが、とりあえず偵察に)行ってみました。

影の濃さでわかるように、晴天でしたが…

この日も運休のようでした。

とりあえず、記録として時刻表やポスターの類を撮影しておきました。

 こちら↓は2013年撮影ですが、2017年にも同じ看板がそのままありましたのでご参考までに。モンテロッソの駅から街までの道の途中、壁にある看板です。

チンクエテッレに関する情報収集

最後に、情報収集について。

初めて行ったのは2013年春なのですが、情報が少なくてなかなか難儀したので、これから行ってみたい方の参考になれば、とメモレベルですが書いておきますね。

  1. まずは定番、地球の歩き方。「イタリア」の中にチンクエテッレのページがあるので、そんなに詳しくはないですが、概略をつかむのには一番いいと思います。※書店で最新版をチェックしてきましたが、2013年に旅行した時に買った手元のものよりも、ずいぶん詳しく掲載されています…
  2. 2015年のCrea Travellerで、チンクエテッレをはじめとしたリヴィエラ特集の号があります。地図も出てないし、正直、これ1冊で旅行をする、というのは無理ですが、写真の美しさと、ここにしかないお店情報もいろいろあるので、是非入手されることをお勧めします。
     わたしは発売当時に本で入手しましたが、旅行の時にも欲しい、でも紙媒体は荷物が増えて重くなる、と、結局電子書籍も買いました…

    (古い号なので、紙媒体ではMarketplaceのみです(左側)。右側はKindleへのリンクですが、その他各種オンラインブックストアで取り扱いあるかと思います)↓

     

  3. 英語でもよければ、(アメリカ版地球の歩き方、的な存在らしい)Rick Steve'sのガイドブック、イタリアというのも勿論あるのですが、チンクエテッレだけのKindleがあるので、こちらもお勧めです。情報の濃さ、網羅ぶりがすごいです。

    わたしはこれの旧版をタブレットに入れて使ってます。

    必要な情報だけピックアップするという事であれば、別に全部読み解く必要もないので…

     

  4. ある意味基本といえば基本、でしょうか。1~3は日本で準備、ですが、現地のツーリストインフォメーションで地図やガイドブックを入手。
    この日本語ガイドブックはモンテロッソの駅構内のツーリストインフォメーションで買ったと記憶しています。価格は購入当時(2015年)で約3ユーロ。
    地図やホテル、レストラン、ショップ情報等は載っていませんが、それぞれの村や、みどころ、歴史等についての解説を読みながら見て回ると、より一層理解が深まると思います。ついでに言うと、この手の本にしては珍しく、日本人が訳していたのでちゃんと読める日本語になっていました(笑)。