シンガポール旅行その6 アジアン・チャンプル(1)
シンガポール3日目は、半日ツアーに参加しました。
実はこのツアー、私はお盆に母と来た際も参加してるので、2回目。
ガイドブックを熟読したぬお氏が「是非トライショーに乗ってみたい」という要望を出したこともあって、じゃあ、これに申し込もうか、という事になりました。
価格交渉とか面倒な手間が省けるのと、勿論、2回目でもいいと思える充実の内容だったので。
※なおこちら、JTBのマイバスがやってるツアーなので、JCBカードをお持ちの方なら、出発の1週間以上前にJCBプラザコールセンターを通じて申し込めば10%割引になります。 (詳細はJCB優待ガイドをご覧ください)
という事で、ホテルでの朝食をそこそこに、ガイドさんとの集合場所となるホテルへMRTで移動しました。
※ピックアップして頂ける場所は市内10数か所のホテルのどれか、なので、メジャーなホテルの方であれば、運が良ければご自身の宿泊されているホテルのロビーになるかも。私たちの宿泊したホテルはこのリストの対象外の為、一番地理的に行きやすいと思われるホテルになりました。
お盆に参加した際は、確か8人位。
が、今回。11月の日曜だったのですが、参加者はなんと私たち2名のみ!(最少催行人員2名)
なので、個人ツアー状態になりました。マイクロバスも二人占め... (笑)
ガイドさんは今回は、リチャードさんという現地の方。マイバスなので勿論日本語ガイドさん。全く不自由を感じないレベルの、綺麗な日本語を話す方でした。
マイバスシンガポールや、Veltraでこのツアーが紹介されているのですが、2回参加して2回とも、サイトに記載されてるのと訪問順はバラバラでした。
参考:Veltra↓
多分、時間帯や気象条件等で、適宜変更しているようです。勿論、最終的には予定している場所すべてを訪問できます。
というわけで今回の、最初の目的地はアラブ・ストリートにあるサルタン・モスクです。
(以下、写真は夏に撮影した分と今回撮影した分が混在してます)
朝10時開場で、到着時はまだ少し前。が、既にお祈りを捧げる方々が場所取りをしていました。
今回、唯一残念だったのは、アラブストリートに着いた時間が早く、殆どのお店が開いてなかったこと(初回参加時は昼食前くらいの時間帯だったので、もうちょっと賑やかな雰囲気でした)。
というわけで、夏の写真もどうぞ。
素敵な香水瓶やアロマオイルを売っているお店は、今回も運良く開いており、多くの女性客で賑わっていました。 じっくり選ぶ時間はなかったので買いませんでしたが、雰囲気を堪能。
このアラブストリート周辺の建物は2階建てになっていて、1階が店舗、2階が住居に使われているそうですが、不動産が値上がりしてしまい、今では3-6億円(!)するので家賃もとても高く、1階だとそんなに広くない面積でも月80万円ほどするとか。2階はほとんど空き家になっているそうです。
10時を過ぎたので、モスクの中に入りました。
暑いシンガポールなので当然、半袖でボトムも短い丈。
でもちゃんと中を見学させて頂けるよう、入口で無料の羽織物を貸して頂けます。
信者じゃないので、ここから先には入れません。
ホールのランプも素敵でした。
次の目的地はプラナカン博物館です。
15世紀後半以降、主に中国系移民とマレー半島の現地人の混血であるプラナカンの人々と文化を紹介する博物館で、マレー半島やシンガポールの独自の文化であることをこのツアーで初めて知りました。
建物自体は昔、学校として使われていて、改装当時はかなりの傷み具合だった様子がパネルに展示されていましたが、綺麗に改装されています。
プラナカン文化の特徴の一つが、細やかな装飾。
全て手仕事という刺繍がとても芸術的です。
こちらはニョニャ(プラナカンの女性の事。ちなみに男性はババ)の衣装。
刺繍の図柄が中国的です。
金でできたベルト。
このテーブルクロス…
全てビーズ刺繍でできているのです!
上の写真のテーブルクロスでは、なんと使われているビーズの数は100万個以上だそうです。気が遠くなるような手間がかかっています。
こちらも総ビーズ刺繍。
最上階では"Nyonya Needlework: Embroidery and Beadwork in the Peranakan World"
と題した特別展示が行われており、
当時、作っていた際の様子が分かるようになっています。
他にも家具や、家の中の様子がわかるコーナーも豊富です。
こちらは婚礼衣装。
ネックレスの装飾、細工の細やかな事!
食器もカラフルで素敵。
訪れた際は、入口ホールでこんな飾りつけがされていました。
実際はもっと多岐にわたるジャンルの展示があります。かといって規模が大きすぎることもなく、疲れません(笑)。
写真だけではとても魅力を伝えきれない、素敵な空間でした。
元々、ツアーに入ってなければ、ガイドブックでそれ程クローズアップされていない事もあり、行かなかっただろうと思うのですが、2回行って2回とも楽しめ、個人的にはとてもお勧めのスポットです。